auの格安スマホ(SIM)povoの利用を検討されている方は
「auのプランと何が違うの?」
「価格が安いから何かデメリットがあるんじゃない?」
といった疑問を抱えているのではないでしょうか。
povoは格安スマホですから、大手キャリアのauよりも通信速度が遅かったりサポートが無いなど「何かしらデメリットがあるのでは」と不安になりますよね。
結論、povoは手厚いサポートや割引はありませんが、自分好みにデータ量やオプションを選択できますから、「無駄なサービスを省いて価格を抑えたい方」に最適な格安スマホ会社です。
また、povoはauの回線をそのまま使っていますから、大手キャリアと変わらない通信速度でネットを利用できます。
本記事では、auの格安スマホ(SIM)povoのメリットやデメリット、詳しい料金や利用方法まで解説していきます。
au 格安スマホ (SIM)povoのデメリット
まずは、au格安スマホ (SIM)povoのデメリットを2つ紹介していきます。
オンラインサポートのみ
1つ目のデメリットは、サポートがオンラインのみで、直接サポートが受けられないところです。
povoは、契約の手続きからトラブルまで、全てオンラインで行います。トラブルが発生した場合は、オンラインのチャットツールを使って対応してもらう形になります。
対面で直接やりとりができないので、すぐにトラブルが解決できなかったりうまくコミュニケーションが取れない場合があります。
そのため、手続きに不安な方や万全のサポートを受けたい方には、向いていないと言えます。
180日以内に有料トッピングする必要がある
2つ目のデメリットは、180日以上有料トッピングする必要があるところです。
povoは基本料金が無料ですが、180日以上有料トッピングがなければ、利用停止や契約解除、別途所定の手数料がかかる場合があります。
上記の問題を防ぐためには
- 180日以内に有料トッピングした場合
- 通話代とSMS送信料が660円を超える場合(通話時間15分で660円)
のいずれかの条件を満たす必要があります。
一定の頻度でトッピング(※)を選ぶ必要がありますから、通話頻度が少ない方や無駄なトッピングをしたくない方は、向いていない可能性があります。
(※)トッピングに関しては、次にメリットの解説で紹介します。
au格安スマホ (SIM)povoのメリット
続いて、au格安スマホ (SIM)povoのメリットを3つ紹介していきます。
お好みのデータ量に調節できる
メリットの1つ目は、自分の好みに合わせてデータ量を調節できるところです。
povoには「トッピング」という有料の取り外し自由なオプション機能があります。
- データトッピング(1GB・3GB・20GB・60GB・120GB・使い放題)
- かけ放題トッピング(5分以内・使い放題)
- コンテンツトッピング(DAZN・smash)
- スマホ故障トッピング
通話の頻度や月のデータ使用量に合わせて自分好みにカスタマイズできますから、料金を安く抑えることができます。
事務手数料・違約金が発生しない
メリットの2つ目は、事務手数料や解約手数料が発生しないところです。
通常スマホ会社では、契約時に事務手数料がかかる場合が多いです。(平均3,000円)
一方、povoは事務手数料が一切かかりません。乗り換え時に無駄な費用が発生しませんから、他社よりもスマホ代を安く抑えることができます。
また、解約時にも違約金は一切発生しません。万が一povoが合わなかった場合は気軽に解約することが可能なので、お試しで契約してみるのもオススメです。
料金が安い
メリットの3つ目は、料金が安いことです。
povoの基本料金は、驚きの0円。しかし、全て「0円」というわけではなく、「ネットをサクサク使いたい」や「通話をたくさん利用する」など目的に合わせて有料プランを選んで利用する形になります。
以下の表は、auとpovoでGBごとに比較した表になります。
au | povo | |
3GB | 5,115円 | 990円 |
20GB | 7,238円 | 2,700円 |
このように、価格だけ比べると圧倒的にpovoの方がお得なことが分かります。
かけ放題やコンテンツサービスは不要でとにかく価格を抑えたいという方は、povoにすることをオススメします。
au 格安スマホ (SIM)povoの利用方法:新規購入・機種変更の方
ここでは、新規購入・機種変更の方に向けたpovoの利用方法について解説していきます。
新しい端末を購入する
まずは、新しい端末を購入しましょう。
その際、SIMロック解除手続きを避けるために、「auのオンラインショップで販売されている端末」か「SIMフリーの端末」を選びましょう。
SIMを購入する
端末が用意できたら、povoに登録してSIMを購入しましょう。
povoの登録の際に、以下のものが必要になります。
- 本人確認書類
- クレジットカード
- 連絡のつくメールアドレス
SIMカードはオンラインで購入し、自宅に届いて自分で開通する形になっています。
SIMカードを有効化する
SIMカードが手元に届いたら、有効化の手続きをしましょう。有効化するためには「povo2.0」のアプリが必要になります。
アプリがダウンロードできたら、以下の手順で進めていきます。
- 「SIMカードを有効化にする」をタップ
- 「バーコードでスキャンする」をタップし、SIMカード台紙のバーコードを読み取る
- SIMカードを端末に挿入する
- 発信テスト用番号(111)に電話する
- ガイダンスを最後まで聞く
以上で手続きは完了です。
au 格安スマホ (SIM)povoの利用方法:他社から乗り換えの方
続いて、他社から乗り換えの方に向けたpovoの利用方法について解説していきます。
SIMロック解除する
他社でスマホを購入した場合、SIMロック解除を行う必要があります。
SIMロック解除手続きは、店舗またはオンラインで可能です。店舗で行う場合は約3,000円の料金が発生するので注意してください。
オンラインの場合、各キャリアのマイページから申し込みをすることができます。その際、現在使っているスマホのIMEI番号が必要です。
ただし、SIMフリー端末の場合は、SIMロック解除をする必要はありません。SIMフリー端末か確認したい方は、以下の手順を参考にしてみてください。
iPhoneの場合
- ホーム画面から「設定」を開く
- 「一般」>「情報」の順に選択する
- 「SIMロック」の項目をタップし、「SIMロックなし」と表示されていればSIMフリー状態になっている
Androidの場合
- ホーム画面から「設定」を開く
- 「端末情報」>「SIMロック状態」の順に選択する
- 「ロック解除されています」「許可」になっていればSIMフリー状態になっている
MNP予約番号を取得する
現在使っている電話番号を引き継ぎたい方は、MNP予約番号を取得しましょう。
MNP予約番号を取得することで、個人情報の変更手続きや友人に知らせる手間が不要になるメリットがあります。
基本的にどのキャリアからでもオンライン上で手続きすることができます。手続きする場合は、各キャリアのマイページや電話から可能です。
しかし、予約番号の有効期限は15日で、期限が切れてしまった場合はキャンセル扱いとなり、再度取得する必要があるので注意してください。
SIMを購入する
povo対応の端末とMNP予約番号が用意できたら、新規購入と同じ手順でSIMを購入しましょう。
SIMカードを有効化する
SIMカードの有効化も、新規購入と同じ手順で行います。以上で手続きは完了です。
au 格安スマホ (SIM)povoの料金
auには基本料金とトッピングと呼ばれるオプション料金の2つがあります。それぞれご紹介していきます。
基本料金
先述した通り、povoの基本料金は0円です。有料のトッピングを追加して、自分好みのプランにする形になります。
オプション料金:トッピング
トッピングの種類は、「データ」「かけ放題」「コンテンツ」「スマホ故障」の4つがあります。種類ごとに料金をご紹介していきます。
データのトッピング料金は以下の通りです。
1GB | 390円 |
3GB | 990円 |
20GB | 2,700円 |
60GB | 6,490円 |
120GB | 12,980円 |
かけ放題のトッピング料金は以下の通りです。
5分以内通話かけ放題 | 550円 |
通話かけ放題 | 1,650円 |
コンテンツのトッピング料金は以下の通りです。
DAZN使い放題(7日間) | 760円 |
smash使い放題(24時間) | 220円 |
スマホ故障のトッピング料金は以下の通りです。
スマホ故障サポート | 830円 |
自分の使用スタイルや要望に合わせてカスタマイズしてみてください。
au 格安スマホ (SIM)povoに寄せられる質問
最後は、povoによく寄せられる質問について解説していきます。
他社で購入したスマホでpovoは利用できる?
今使っているスマホが他社で買ったもので、povoに使えるのか疑問に思いますよね。
結論、SIMフリーの端末、または SIMロック解除済み(※)の端末であれば、問題なく使うことができます。
自分の使っている端末が上記のものに当てはまっているか、一度確認してみましょう。
(※)SIMロック解除の方法は、「povoの利用方法:他社に乗り換える方」を参考にしてみてください。
どのタイミングで乗り換えするのがいい?
povoは事務手数料や違約金が発生しませんから、基本的にいつ乗り換えても問題ありません。
しかし、よりお得に乗り換えるために、以下のタイミングにすると良いでしょう。
- 現在使っているデータ容量を使い切ってから
- 現在使っているキャリアの割引が終わってから
他社では「学割」や「◯歳以上割引」など決まった期間割引を行っている場合があります。料金やサービスを比較して、povoの方がお得な時に乗り換えるのが良いでしょう。
まとめ
今回は、auの格安スマホ(SIM)povoのメリットやデメリット、詳しい料金や利用方法を紹介していきました。
povoは「サポートがオンラインのみ」というデメリットがあるので、手厚いサポートが必要な方にはオススメできません。
しかし、「自分好みにプランを選択できる」や「手数料がかからない」というメリットがありますから、「無駄なくお得にネットを利用したい方」や「頻繁に乗り換えする」という方にはピッタリです。
最低限のオプションやサポートで安くネットを利用したい方は、本記事を参考に、povoに乗り換えて安くお得にスマホを使いましょう。