現在ドコモユーザーで「格安スマホにして通信費をおさえたい」と乗り換えを検討している方もいるでしょう。
しかし「格安スマホの乗り換えはやめとけ」という声が実際に飛び交っており、それに頭を悩ませていることはありませんか?乗り換えるにしても格安スマホの種類の多さに迷っている方もいるのではないでしょうか。
ドコモから格安スマホにするのであれば、同じドコモ回線であるahamoがおすすめ。
そこで本記事では、ドコモから格安スマホに乗り換えるメリット・デメリットについて解説します。後半ではおすすめの格安スマホをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ドコモから格安スマホの乗り換えで後悔!デメリットと注意点
格安スマホの乗り換えにはいくつかデメリットがあり「乗り換えはやめとけ」という声をあげる人もいます。やめとけと言われる理由は、主に以下の3つです。
- SIMロック解除が必要
- 端末の残債があると支払いが必要
- 回線が不安定になるケースも
それでは、以下で詳しく解説します。
SIMロック解除が必要
格安スマホへ乗り換える場合、SIMロック解除からSIMに関わる設定を自分でする必要があります。3大キャリアではすぐに使用できる状態にして渡されますので、不便に感じる方も多いでしょう。
基本的にマニュアルに沿って設定すれば進められますが「説明書を読むのが苦手」「デジタルに不慣れ」という方にとっては頭を悩ませる問題です。
格安スマホは基本的にネットでの申し込みになりますが、最近では実店舗を構えたり、家電量販店にてブースを設けている会社も増えているので、心配な方は実店舗を構える格安スマホを選びましょう。
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端末の残債があると支払いが必要
格安スマホに乗り換える時点で、端末の残債がある方は支払いが必要になります。残債があるまま乗り換えることは可能ですが、乗り換え元の会社からの請求は引き続き行われます。
しかし解約したからと言って、残りの機種代金が一括で請求されることはありません。基本的にはこれまで通り分割払いで、一気に払い終えたいという方は、一括で支払うことができます。
ただし、契約期間中に適用されていた機種代金に対する割引は解約すると割引が解消され、通常料金での支払いとなるので、注意しておきましょう。
回線が不安定になるケースも
通信品質は3大キャリアに劣るので、格安スマホに乗り換えると回線が不安定になるケースが多数あります。回線の安定感や速さはスマホの使い心地に多大な影響を与えるので、軽視してはいけません。
ほとんどの格安スマホは3大キャリアから回線の一部をレンタルしているため、アクセスが集中する正午前後や17〜22時台には、回線が不安定になる傾向があります。
混雑時でもある程度の速さを保つことで、使用時のストレスは軽減されます。よって回線の安定感を重視したい方は、通信速度を比較する際に「最低速度」に注目しましょう。
一般的には、10Mbpsもあれば通常のスマホ利用には問題ないとされています。動画を視聴するなら4Kで20Mbps、HDで5Mbps以上は欲しいところです。
ドコモから格安スマホの乗り換えるメリット
ここまで格安スマホに乗り換えるデメリットについて解説しましたが、もちろんメリットもたくさんあります。主なメリットは、以下の3つが挙げられます。
- 固定費(月額料金)が圧倒的に安くなる
- 違約金がない
- 契約期間の縛りがなくなる
格安スマホに乗り換えるかどうかで悩んでいる方はメリット・デメリットを自分の中でしっかり落とし込んで、自分のライフスタイルに合ったスマホを選びましょう。
固定費(月額料金)が圧倒的に安くなる
その名の通り、格安スマホに乗り換えると月々の通信費が圧倒的に安くなります。回線をレンタルしたりなどコストを削減することで、大手キャリアよりお手ごろな価格が実現可能になります。
大手キャリアでは機種代も含めると月額1万円に届くケースも珍しくありません。しかしMVNO各社が提供している格安SIMでは月々1,000〜3,000台で使用できることが多いので、かなりお得と言えます。
また料金体系がシンプルなのも魅力です。通信料の容量ごとの「データプラン」をベースに、会社によって端末やSMS、音声通話などがセットになっているプランがあり、自分の使い方に合ったプランを簡単に選択出来ます。
auから格安スマホに変えたけど、料金が安くなった以外、本当に何も変わらないよ😊
・iPhoneそのまま
・LINEそのまま
・SMSもそのまま
・Suicaもそのままむしろ、au→docomoでつながりやすい😉
スマホに月1万ぐらい払ってる人はすぐにでも変えた方がいいよ、ホントに❗️#格安スマホ
— 女子めんどくせ (@joshi_mendokuse) July 28, 2019
違約金がない
格安スマホには違約金がありません。以前は10,450円の解約金がかかっていましたが、総務省により徐々に減額されていき、2021年10月より定期契約の途中で発生した解約金が全て廃止となりました。
しかし違約金はありませんが、早期の契約解除となった場合は違約金ではなく「契約解除料」として徴収するケースがあります。
会社によって異なりますが、契約解除料が発生するのは初めの12ヵ月のみ。その期間が過ぎればいつでも解約できます。また12ヵ月の「しばり」が新たに自動更新されるということもありません。
契約期間の縛りがなくなる
違約金がないことに関連して、契約期間の縛りがないこともメリットです。大手キャリアには「2年プラン」「4年プラン」という名目で一定期間の縛りを設けるプランがあるので、格安スマホの方が自由度が高いと言えます。
格安SIMのキャンペーンなどを利用して安く契約し、キャンペーンが終了するタイミングで他の格安SIM会社に乗り換えることもできるのは、魅力的ですよね。
ドコモから格安プランahamoへの乗り換えはおすすめ?
画像:ahamo
結論から言うと、ドコモからahamoへの乗り換えはおすすめです!しかし、メリットがたくさんある中でデメリットもいくつかあるので、注意が必要です。
ドコモからahamoへ乗り換えるメリット
「ahamo」は3大キャリアの1つであるNTTドコモが打ち出した携帯電話の格安プランで、料金プランは中容量(20GB)のプランのみと料金形態も非常にシンプルです。
またドコモからahamoに乗り換えた場合、ほとんどのケースで料金は安くなります。ドコモとahamoの料金形態を比較すると、月々の通信料が3GBを超えた時点でどのプランでもahamoのほうが安くなります。
乗り換える際にも、SIMのみの契約の場合は既存のSIMをそのまま使い続けることが可能です。SIM交換が不要な場合は、申し込み直後に自動でahamoの回線に変更されます。
ドコモからahamoへ乗り換えるデメリット
ahamoでは購入できる端末が限られているのがデメリットです。ahamoで契約できる端末は「iPhone 13」「Xperia 1 II SO-51A」「Galaxy S20 5G SC-51A」「Galaxy A22 5G SC-56B」の4機種のみとなっています。
ほかの端末を使用したい場合は、ahamoに乗り換える前に機種変更をしておきましょう。
ほかにも「光回線」とのセット割が利用できなくなったり、「みんなドコモ割」の適用対象外になったりなどとahamoに乗り換えることで利用できなくなるサービスがあるのもデメリットです。乗り換える前に確認しておきましょう。
ドコモから格安SIMどこがお得?おすすめの格安スマホ。ワイモバイル・UQモバイルau回線など
格安スマホのメリット・デメリットについて見てきたところで「格安スマホを検討したいけどたくさんあってどれを選ぶか迷う」という方もいるでしょう。
ここではおすすめの格安スマホをご紹介します。今回は厳選した以下の3つの格安スマホについてじっくり解説します。
- UQモバイル
- OCNモバイルONE
- ワイモバイル
ここで紹介する以外の会社も調査と検討を重ねて、自分に合ったスマホを選択してください。それでは、以下で詳しくご紹介します。
UQモバイル
画像:UQモバイル
「UQモバイル」はKDDIグループの傘下で、格安SIMを提供する通信サービスです。同じ傘下にある大手キャリア「au」と同じ回線を使用しており、通信品質と良質な価格を兼ね備えた格安スマホになります。
UQモバイルの回線はau回線を使用しているので、他社の格安スマホの回線と比べて圧倒的に通信速度が速いのが特徴です。混雑時におけるスマホの使い心地は、格安スマホの中でもトップクラスです。
料金プランも非常にシンプルで、2021年9月より開始したUQモバイルの新プラン「くりこしプラン+5G」は、契約2年目以降も利用料金が変わることはありません。
またauから乗り換える際には、原則SIMロックの解除を必要としません。「auから乗り換えたい」「キャリア並みの品質で利用したい」といった方には、UQモバイルがおすすめです。
特徴 | ・auの回線を使用した安定感抜群の通信品質 ・全国で実店舗が充実している ・auからの乗り換えはSIMロックが不要 |
データ容量 | くりこしプランS +5G:3G くりこしプランM +5G:15G くりこしプランL +5G:25G |
料金形態 | 基本プラン くりこしプランS +5G:1,628円 くりこしプランM +5G:2,728円 くりこしプランL +5G:3,828円 通話料金:22円/30秒 通話パック(60分/月):550円/月 かけ放題(10分/回):770円/月 かけ放題(24時間いつでも):1,870円/月 データチャージ 100MB:220円 500MB:550円 |

OCNモバイルONE
「OCNモバイルONE」はNTTグループの傘下であるNTTコミュニケーションズが運営している格安SIMサービスです。
OCNモバイルONE最大のメリットは、スマホ端末の価格が圧倒的に安いことです。端末セールではなんと「1円」で販売している端末が登場します。最新の端末でも5,000〜8,000円で購入できるので、お得度の次元が違います。
価格に加えて通信品質が高いのも特徴です。ドコモ系列の格安SIMの中では最速クラスで、お昼や夕方など回線が混雑している時間帯においても速度がほとんど落ちません。
ただし、データ容量は最大で10GBまでとしているのでヘビーユーザーの方にはあまりおすすめできません。ドコモ回線しか利用できない点にも注意が必要です。
特徴 | ・圧倒的な機種代金の安さ ・ドコモ系列の格安SIMの中では最高品質の通信速度 ・通話料を半額にできる |
データ容量 | 500MB~10GB |
月額料金 | 基本プラン 500MB/月コース:550円/月 1GB/月コース:770円/月 3GB/月コース:990円/月 6GB/月コース:1,320円/月 10GB/月コース:1,760円/月 通話料:30秒/22円 OCNでんわの通信料:30秒/11円 10分かけ放題/トップ3かけ放題:935円/月 完全かけ放題オプション:1,430円/月 容量追加オプション 0.5GB:550円(OCN アプリ経由の場合は550円/1G) |

ワイモバイル
画像:ヤングモバイル
「ワイモバイル」は、大手キャリアであるソフトバンクのセカンドブランドとして展開している格安SIMサービスです。
ワイモバイル最大のメリットは通信速度の安定感です。通常、大手キャリアから回線をレンタルするところを、ワイモバイルはソフトバンクが持つ回線をそのまま使えるので、回線が混む時間帯でも速度が落ちません。
またワイモバイルは日本各地にショップを構えているので、トラブルにあった際に店舗に足を運んで相談することができるなどサポート体制も充実しています。
以上のことから、ワイモバイルは格安スマホ初心者におすすめです。ただし基本料金やデータ使用量が契約期間中に変動する仕組みになっているので注意が必要です。
特徴 | ・ソフトバンクが自前の回線を直接手がけている ・分数制限がないかけ放題を使用できる ・無料でメールが使える |
データ容量 | S:3GB M:15GB L:25GB |
月額料金 | 基本プラン S:990円/月 M:2,090円/月 L:2,970円/月 データ増量オプション:550円/月 通話料:30秒/22円 |

まとめ
本記事では、ドコモから格安スマホに乗り換えるメリット・デメリットとおすすめの格安スマホ3選をご紹介しました。スマホの使い心地は日常生活に大きく影響するので、しっかりと検討を重ねましょう。
本記事をご覧になって、格安スマホへの乗り換えに前向きに検討してもらえたら嬉しいです。