高齢者がスマホに換えて後悔・イライラすること!結局スマホ・ガラケーどっちがおすすめ?

高齢者がスマホに換えて後悔・イライラすること!結局スマホ・ガラケーどっちがおすすめ?

「高齢者がスマホに機種変すると後悔する?」
「高齢者でも使いやすいスマホはある?」
このように、シニア世代がスマホに替えることを不安に思う方は多いでしょう。

私も、高齢の母がスマホに機種変するときは、「やめておけばよかったかな」と後悔しました。

しかし、安心してください。最近は高齢者でも使いやすいスマホが増えています。また、私の70代の母でもスマホを使いこなせるようになりました。

大事なのは、スマホに替えるデメリットやメリットを事前に確認しておくことです。

本記事では実体験をもとに、「高齢者がスマホに替えると後悔すること」「結局ガラケー・スマホどっち?」といった疑問を解説していきます。

高齢者がスマホに替えて後悔すること

まずは高齢者がスマホに替えるとありがちなデメリット・後悔することをお伝えしていきます。

操作が難しい・慣れない

ガラケーとスマホは操作性が全く異なるため、高齢者は操作に慣れず困ってしまうことが多々あります。

例えばうちの母の場合、ガラケーで認識していた「ホーム」「戻る」などのボタンがないことがかなりのストレスだったようです。

またスワイプやタップといった操作に慣れるのも苦労しました。さらに、写真や動画を見ているとき、本体を横にすると画面の向きも変わることも「イライラする」と言っていました。

電話に出るのも一苦労。高齢者がスマホに替えると、操作に慣れるまで大変です。

 本体が重たい・手から滑り落ちる

次に「本体が重たい」「手から滑り落ちる」というのも後悔する理由の1つです。スマホはガラケーに比べて重たいのと、表面がツルツルしていて薄いので持ちづらいことが原因です。

高齢者は握力が弱くなっていることも多く、注意していても落としてしまうことが多々あります。

ケースなどで調整して、持ちやすくすることが大切です。

私の母も「バッグはポケットに入れていると重くて持ち歩きたくない」と言って家に置いて出かけることもありました。

外出先で連絡が取れないと心配ですから、長めのストラップがついたショルダー型のケースをプレゼントすると「とても使いやすい」と喜んで持ち運ぶようになりました。この経験から、高齢者にとってスマホのケース選びはかなり重要な項目だと感じました。

料金が高くなる

ガラケーからスマホに換えると、プランが変わるため、料金が高くなることもデメリットです。スマホはもともとの機種代金も高いので、月々の支払額が上がってしまいます。

高齢者は年金暮らしの方も多いことから毎月かかる金額が上がると、生活に影響を及ぼすこともあるでしょう。

「使いこなせないし料金も高いから、やっぱりガラケーにしておけばよかった」といった声も多くみられます。

詐欺や有料アプリの危険性

最近特に注意しなければならないスマホのデメリットは、詐欺や有料アプリの危険性です。よくあるトラブルは下記のようなものです。

  • 有料と知らずにダウンロード
  • サブスクの意味がわからず契約
  • ネット検索中に出る広告を安易にクリック
  • 広告の×印がわからない・タップできない
  • 詐欺メールのURLをクリックして個人情報を入力しそうになる

アプリは手軽にダウンロードできますが、高齢者の中にはサブスクの意味がわからないままアプリを入れてしまうことがありますので注意が必要です。

また、高齢者は小さな文字が見えにくいことから、広告の「×印」が見えづらく、「消し方がわからない」と悩むことも少なくありません。

母も、広告に慣れた今では「×印」の位置も消し方もわかるようになりましたが、最初の方は出る広告全てクリックしてしまうため、「もうスマホ嫌だ」と後悔の連続だったようです。

さらに銀行やクレジットカード会社、友達を装ったメールにもことごとく引っ掛かりました。メールのURLは安易にクリックしてはいけないと何度話しても、クリックしてしまうため、かなり危険でした。

しかし、今では慣れてクリックしないようになっていますので、高齢者が理解できるまで何度も気をつけて声かけする必要があると感じます。

通話のみなら高齢者がスマホに替えても後悔しない?

ネット検索や通販の利用、アプリも使わず通話だけなら「高齢者がスマホに替えても後悔しないのでは?」と考える方も少なくありませんが、それであればガラケーのままでOKです。

スマホのメリットは、便利なアプリが使えることやラインなどで気軽に写真や動画のやりとりができることです。また、重たいものを通販できたり、ネットスーパーを使えるなどもスマホに替えるメリットになります。

使い道が音声通話のみである場合、操作性に慣れないスマホを持つ方がデメリットになるはず。無理にスマホに替える必要はありません。

高齢者用のスマホが後悔・イライラする3つの理由!

最近は高齢者が使いやすい機能を備えた「高齢者用スマホ」も登場しています。例えばドコモの「らくらくスマホ」などが該当します。

しかしこの高齢者用スマホには、注意しておきたいデメリットがあるので、事前にチェックしておきましょう。知らないで契約するとイライラ・後悔することになります。

機種によっては動きが重たい

高齢者用のスマホの中には、動きが重たいものも少なくありません。特に「機種代金0円」と謳っているものは要注意。

私の母も最初は「ガラケーからの機種変で機種代金0円」というキャンペーンをみてスマホに替えました。しかしその機種は驚くほど機能が低く、ラインが立ち上がるのに20秒以上かかっていました。

早く電話をかけたいのに、急に動かなくなることも多く、結局高齢者用ではないスマホに変更しました。

使いやすさに加え、サクサク動くのかという点も重要なポイントです。

家族が使っているスマホと異なるため教えにくい

高齢者用スマホは、家族で使っていないことがほとんどですから、わからないことだらけ。自分で使っている機種と同じであれば使い方をサクッと教えることができますが、そうでない場合は、説明書をみたりネットで調べたりと手間がかかります。

さらに電話で機能を聞かれた際には、画面を見ることができないため、答えづらいですよね。自分と同じ機種であれば、手元のスマホを見ながら手順を解説できるため「教えづらい」「同じ機種にすればよかった」と後悔する場面も多くなります。

他のスマホに機種変したらまた1から教えることになる

高齢者用スマホが使いづらいからと、普通のスマホへ機種変すると操作性が変わるため、また1から教え直しになります。

せっかく慣れた操作ですが、また最初からやり直しなので「これなら最初から普通のスマホにしておけばよかった」と感じる方も多く見られます。

高齢者用スマホだから「高齢者が使いやすい」とは言い切れません。まずは店頭で操作性などをチェックしてから選びましょう。

結論!高齢者が後悔しないのはスマホ・ガラケーどっち

結論から言えば、「無理にスマホに替える必要はない」が答えです。スマホに替えても通話しか利用しない方は、ガラケーのままでいる方がストレスはないでしょう。

電話は緊急時に連絡をする手段になるものなので、使いづらいと危険なことも多々あります。例えば一人暮らしで転んで動けなくなった際に電話のかけ方がわからないと困りますよね。他にも「道がわからなくなったけど電話がかけられない」「具合が悪いけど電話が使えない」といった状況は、高齢者の場合非常に危険です。

ですから、無理にスマホに機種変する必要はないでしょう。

こんな高齢者ならスマホに替えても後悔しない

ここまでご紹介したように、高齢者がスマホに機種変すると後悔することも少なくありません。しかし、下記のようなシニアの方ならスマホもおすすめできます。

  • 日頃からiPadなどを操作しておりタップやスクロールに慣れている
  • 周りにスマホを使っている人が多い
  • 家族が近くにいてわからないことを教えられる
  • 一人暮らしの場合は、固定電話がある
  • LINEを使いたいなど、目的がある

高齢者がスマホに機種変すると、操作に慣れるまで時間がかかります。そのため、わからないことがあればすぐに解決できる環境であることがベストです。

一人暮らしで家族がそばにいない場合、操作で困った時にすぐに解決できません。これでは万が一のときに危険です。

また、スマホが使えなくなった際に固定電話があれば、連絡が取れます。一人暮らしの場合は、スマホを持ったからといってすぐに固定電話を解約せず、しばらく併用した方がいいでしょう。

他には「LINEを使いたい」「SNSをやってみたい」など目的が明確にあると、スマホ操作に意欲的になります。

このような方なら、スマホに機種変しても後悔することはないでしょう。

高齢者がスマホ選びで後悔しないためのポイント

高齢者がスマホを選ぶ際、後悔しないポイントを解説していきます。スマホ選びの参考にしてください。

周囲の人が使っているものと同じ機種を選ぶ

家族やお友達など、周囲の人が使っているものと同じ機種を選ぶと安心です。万が一、操作がわからず困った時も、教えてもらえます。

出先で操作がわからなくなっても、友達同士で教え合えたら、家族は安心ですよね。特に注意したいのがAndroidです。Androidは機種によって操作方法が違いますので、戸惑うことも少なくありません。

Androidを選ぶ際は注意しましょう。

店舗があると助かる

最近は格安スマホのように店舗展開していないサービスも増えてきました。しかし、高齢者で、スマホ操作を質問できる人がいない場合は、店舗展開のあるキャリアを選びましょう。

困ったことがあっても、店舗に行けば教えてもらえます。また、大手キャリアなら高齢者向けのスマートフォン教室を開催していることもあるため、おすすめです。

画面が見やすく操作性が高い機種を選ぶ

スマホの機種は安さだけで選ばず、操作性や画面の見やすさを優先しましょう。安さだけで選ぶと、「立ち上がりが異常に遅い」「操作に時間がかかる」といったデメリットも多く見られます。

このような使いづらいと感じるスマホは、ストレスやイライラの原因となります。使い方ガイドがあるなど、高齢者でも使いやすい機種を選ぶことをおすすめします。

高齢者におすすめのスマホならこれ!

最後に、高齢者におすすめのスマホサービスを紹介します。下記ならスマホ料金を抑えられ、機種も使いやすいため、シニア世代も満足できるでしょう。

UQモバイルのかんたんスマホ「BASIO4」

「UQモバイル」のBASIO4は、シニア専用のホーム画面でアイコンなどの操作がわかりやすくなっています。一目で何のアイコンかわかるので、操作に悩むことがありません。

またアイコンの大きさも通常のスマホに比べて大きく、はっきり表示されています。画面は大きめですが、スマホ自体は小さめなので片手で持てます。

着信やメール受信は光で知らせてくれるのもわかりやすいポイント。ただし若干動作性能が遅いため、サクサクネット検索したい方には向いていません。LINEなどは問題なく使用できます。

ずーっと月額1,980〜円(税別)使えるスマホ【UQモバイル】

ワイモバイル「かんたんスマホ2」

ワイモバイルの「かんたんスマホ2」は、名前が違うだけで、先ほど紹介したUQモバイルの「BASIO4」と同じ機種です。

シニア用のスマホなので、動作に慣れていない方の練習用にもおすすめです。もし、すでに動作に慣れている方は、AndroidやiPhoneを選ぶことをおすすめします。

ワイモバイルは格安なので、月額2,187円〜スマホが持てます。ガラケーからの乗り換えで料金が障害になっている方に最適。余ったデータも翌月に繰り越せるのも魅力です。

自宅で手続き、乗り換え簡単!【ヤングモバイル】

トーンモバイル「AIで安心安全を守る格安スマホ」

トーンモバイルは月額1,100円〜の格安プランが人気の格安スマホです。シニアやお子様などスマホ初心者に人気の機種TONE e21は、見守りサービスがついています。位置情報や行動把握などあらゆる情報を連携できますから、「今どこにいる?」といった不安がありません。

詐欺の疑いがある番号からの電話は、画面に警告表示されるなど危険に対する対策も万全です。健康管理機能「ライフログ」で10大疾病の発生率の変化を確認することもできます。

トーンモバイルはこちらから

まとめ

本記事では高齢者がスマホに替えると後悔することなどを、実体験を元に解説しました。スマホはLINEなどのアプリが使えたり、ネットスーパーが利用できたりと高齢者にとって便利なサービスが満載です。

しかし慣れるまで操作に時間がかかるため、できる限り周りがサポートできるよう心がけましょう。一人暮らしのシニア世代がスマホに機種変する場合は、固定電話があるなど、他に連絡できる手段を残しておくと安心です。

また近くに店舗があるキャリアを選ぶなど、サポート体制も考えておくといいでしょう。本記事で紹介したスマホは、シニア世代に使いやすいと評判ですから、参考にしてみてください。

回線・SIMカテゴリの最新記事