日本では、ここ数年会社員の年収が上がらず、日本を代表するトヨタの社長でさえ「終身雇用を守るのは厳しい」と発言しています。
「本業以外にも副業を始めておくべき」「収入の柱は複数持たないといけない」「副業しないとやばい」と言われることも。
しかし、世の中には危険な投資話やまったく稼ぎにならないおすすめできない副業やアルバイトもあるのです。
そこで、この記事ではおすすめしない副業・初心者でも始められる地味に儲かる副業を3つずつ紹介します。
最初に、おすすめしない副業の3つのポイントを解説するので、これから始めようとする副業がこれらに当てはまらないかチェックしてみてください。
おすすめしない副業の特徴

それでは早速、おすすめしない副業の特徴を3つ挙げていきます。
お金を稼げても失うものが大きすぎたり、そもそも稼げないどころか赤字になるリスクも少なくなかったりする点についてお伝えします。
生活に悪影響を与える
1つ目が「生活に悪影響を与える」というもの。
「とにかく副業をしないとやばいから睡眠時間を削らないと!」「昼は会社員で夜はアルバイト!Wワークでも頑張るしかない!」といった考え方は心身を壊す原因になってしまいがち。
特に、シフト時給制の副業は本業の忙しさの波に合わせられず、パンクしてしまうことも少なくありません。
睡眠時間が減ると、うっかりミスが増えたり集中できなかったりするので、本業にも支障をきたしてしまうでしょう。本業が揺らいでしまうのは本末転倒。
すきま時間に自分のペースでおこなえる副業から始めるのがいいわけです。
時給計算すると低すぎる
2つ目が「時給計算すると低すぎる」というもの。
副業は、作業時間と稼いだお金を記録していくのが大切です。その記録をつけていると、副業を時給計算で考えられるため。
その結果、時給でいうとたった300円だった……ということもあるでしょう。あまりにも時給が低すぎると時間をどんどん費やしてもほとんど儲からないという状況になってしまいます。
それでは収入の柱としてあまりにも脆弱で、もしものときに何も役に経たないことも。
赤字が発生するリスクがある
3つ目は「赤字が発生するリスクがある」というもの。
商売にはリスクがつきものですが、あまりにもそのリスクが高いものは選ばない方がいいでしょう。
多額の投資が必要な事業は失敗のリスクが大きすぎると言えます。最初は少ない投資で、事業が軌道に乗ってきたら徐々に規模を大きくしていくのならまだ安心できますが。
副業なら、なるべく初期投資は少なく、赤字が発生するリスクが低いものを選びたいですね。
おすすめしない副業

次に、おすすめしない副業を3つ挙げていきましょう。先ほど解説した特徴を持ってしまっているので、始めるのならぜひ気を付けたいところ。
ネットワークビジネス
生活に悪影響を与えるものとしては、ネットワークビジネスがあります。
ネットワークビジネスの誘い文句は非常に巧妙で、友人関係も広がってよいことばかりだと言われますが、実際のところはネットワークビジネスを嫌う人も少なくありません。
たしかにネットワークビジネスを始めることによって交流関係が増えるかもしれませんが、その分縁が切れてしまった友人もいるというのは避けたいですよね。
また、商品を販売するために使う交際費や交通費などの経費を差し引くと大したお金にならないこともしばしば。
商品が売れる保障はどこにもないので、赤字になるリスクも高いのです。ネットワークビジネスで儲かるのは一部の初期に始めた人だけだと言われることも。
ポイントサイト・アンケートモニター
時給計算すると低すぎるという点でいうと、ポイントサイトやアンケートモニターなどもおすすめできません。
ポイントサイトは、サイト内でポイントを獲得し、貯めたポイントをギフトカードや電子マネー、現金などに交換するもの。
アンケートモニターは、スマホやタブレットなどを使ってアンケートに答えると謝礼がもらえるアルバイト。
どちらも、副業としてしっかりお金を稼ぐという点では心許ないと言われます。ポイ活という言葉も聞かれますが、あくまでも節約テクニックと考えた方がいいでしょう。
ポイントサイトやアンケートモニターで月3~5万円ほど稼ぐのは至難の業です。
せどり
赤字が発生するリスクがあるという点でいうと、せどりにも慎重になったほうがいいでしょう。
せどりとは、安く商品を仕入れて高く販売し、その差額を利益として得るもの。
たしかにメルカリやヤフオクなどが広まってから、店舗を持たない販売者が増え、せどりをする人も出てき始めました。
しかし、せどりする商品によっては仕入れ費用が多くかかります。もし高く売れなかった場合のリスクについても考えてほしいのです。在庫を多く抱えてしまい唖然とすることも。
また、メルカリやヤフオクなどの販売サイトの都合で仕入れた商品が突然売れなくなったり、アカウントが停止されてしまったりすることもあるのです。
もし、せどりを始めるなら、本や古着など、安く仕入れられる商品を小規模から始めるとよいのでは?
始めやすい!地味に儲かる副業

続いて、初心者も始めやすい地味に儲かる副業を紹介します。初期投資が少なく、好きなことや得意なことを活かせる副業を集めてみました。
Webライター
1つ目が「Webライター」です。
Webライターは、メディアの記事を書いたりブログを書いたりする仕事。ネットに掲載されている文章を書くので、業務範囲はけっこう広いのです。
文章を書くのが好き、あるいは苦痛ではないという人ならばおすすめの副業です。パソコンとネット環境さえあれば副業を始められます。パソコンはスペックが高くなくてもOK。
もし合わないと思ってやめても失うものは少ないのです。普段からパソコンを使う人にはぴったりでしょう。
Webライターの初心者は「クラウドワークス」というサイトを使うと便利です。クラウドワークスについては別記事「クラウドワークスはやめたほうがいい?使ってみた体験談などを紹介!」でも解説しているので、少しでも気になったらチェックしてみてください。
イラスト作成
2つ目が「イラスト作成」です。
文章を書くのは苦手だけど、絵を描くのは得意という人におすすめです。
結婚式やイベントなどでのウェルカムボード作成や、SNSアイコンの作成など、イラストを描いてほしい人はたくさんいるのです。
初心者が始めるなら「ココナラ」というサイトを使うとよいでしょう。いろいろなジャンルの仕事や相談を依頼したり引き受けたりできるサイトです。テレビCMでも流れていますよね。
ココナラは自分で料金を設定し、どのようなイラストを描けるか提示すると、興味を持った人から連絡が来るというシステムです。自分で料金を設定するため、納得して副業に取り組めます。
ハンドメイド販売
3つ目が「ハンドメイド販売」です。
何かを作るのが得意、趣味であるということなら相性のいい副業でしょう。材料費がかかってしまいますが、もともとつくるのが好きなので趣味のためにかかるお金と捉えている人も少なくないようです。
ハンドメイド販売をするなら「minne」という国内最大級のハンドメイドマーケットサイトがおすすめ!
会員登録費用や月額利用料はかかりません。販売手数料のみ税込みで10.56%かかります。初心者でもとりあえず売れるのか知りたいと思って登録する人もいるので、気軽にチャレンジしてみては?
まとめ
この記事では、おすすめしない副業の特徴や、おすすめしない副業・おすすめする副業を紹介しました。
副業を続けてもスキルがアップしない、単純な時間の切り売りはあまりおすすめできません。
せっかくなら、長く続けているとどんどんスキルアップできて、たくさんのお金を得られるものを選ぶべき。副業は意外に難しくないので、月1~3万円の目標から始めてみては?