「在宅ワークに興味があるけど、クラウドワークスってどうなの?」
「クラウドワークスに登録しようか悩んでいるけど、使ってみた人の経験談を聞いてみたい!」
そんな方もいるのではないでしょうか。
Webライターやプログラマー、翻訳、事務など、多種多様な在宅ワークが募集されている、クラウドワークス。
日本最大級のクラウドソーシングとしてランサーズに並び、大変有名です。
私自身も、2014年10月からクラウドワークスに登録し、183件の受注実績があります。タスク作業も経験があり、クラウドワークスにお世話になった一人です。
しかし、クラウドワークスを使ってみた結果、良いところと悪いところを見つけました。
この記事では、私自身の経験や、Webライターをはじめとしたフリーランス仲間の体験談をもとに、クラウドワークスはやめたほうがいいのかについて解説していきます。
クラウドワークスはやばい?怪しい?やめたほうがいいと言われる理由

正直なところ、私自身はここ4~5年くらいほとんどクラウドワークスを利用していません。
1件だけ、細々と続けていた案件があるのですが、それすら1年半ほど前にやめてしまいました。最近では、ログインすらあまりしていない状況です。
なぜ、私がクラウドワークスをやめてしまったのか?その具体的な理由をお伝えします。
システム利用料が5~20%取られる
私が一番クラウドワークスをやめたほうがいいと思った理由は「システム利用料が5~20%取られる」ところが気になったから。
クラウドワークスは誰でも無料で登録できるのですが、もし仕事をしたらシステム利用料がクラウドワークス側に取られてしまうのです。
そのシステム利用料の割合は、以下の通りです。(※2022年7月26日時点)
・「10万円以下」の部分:契約金額の20% ・「10万円超20万円以下」の部分:契約金額の10% ・「20万円超」の部分:契約金額の5% |
ホームページ制作やECサイト構築などを中心に仕事を請け負っているエンジニアやプログラマーなら20万円超の案件もあるのかもしれませんが、私のようなWebライターなら10万円以下の案件がほとんどです。
そのため、契約金額の20%をもっていかれるシステム利用料がとても気になってしまいました。
やばいくらい安いブラック案件が多くある
また、やばいくらい安いブラック案件が多くある点も嫌だなと感じていました。
例えば、文字単価0.5円のライティング案件も少なくありません。文字単価とは、1文字あたりに支払われる報酬のこと。
文字単価0.5円の場合、3,000文字の記事を書いても1,500円しか支払われません。Webライターによって書くスピードが違いますが、もし3時間かかったとするなら時給は500円となります。
時給500円は最低賃金を大きく下回る金額。さらに、ここに先ほど説明したシステム利用料がかかります。とてもWebライターとして生活することはできません。
もちろん、文字単価3円以上の案件もあるのですが、案件数としては多くなく、募集されてもすぐに応募が殺到してしまい、受注するのは至難の業です。
私は、文字単価の低い案件には応募しなかったのですが、文字単価0.5円のスカウトメッセージが来ることもあり、とても嫌な気持ちになっていました。
ちなみに、スカウトメッセージは特定のユーザーをブロックしたり、プロフィールのステータスを「忙しい」に選択すると防げるので、おすすめです。
やめたほうがいいは嘘?クラウドワークスを使ってみた人の体験談

とはいえ、フリーランスになりたてのころには大変お世話になったな、という印象も持っています。
もし、クラウドワークスがなければ別の方法で事業を軌道に乗せる必要があるため、苦労したのではないかと感じるほど。
そこで、次はクラウドワークスを使ってみた人のいい評判について紹介します。
未経験者でも実績を積める
まず、未経験者でも案件を受注しやすく、実績を積めるという点が良いところです。
先ほど解説した低報酬の案件が多いというデメリットなのですが、裏返せば報酬は低いがチャレンジしやすい案件が多くあるとも言えるのです。
最初は報酬が低くても、きちんと仕事をして良い評価を受ければ、次第にレベルアップできます。クライアントから信頼を得られれば、報酬が高い案件も受注できるようになるわけです。
私は、未経験でエンジニアになりたい、Webライターになりたいという方にとって便利なプラットフォームだとも思っています。
実際に、私のフリーランス仲間でも約8割の方がクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングを使うところから事業を始めていました。
どこから手をつけたらいいのか分からない場合、クラウドワークスに登録して案件に応募してみる、という方法はおすすめです。
基本的に報酬未払いが発生しない
また、クラウドワークスできちんと手順を踏めば報酬未払いは発生しないという点も魅力のひとつ。
フリーランス仲間の話を聞くと、報酬の銀行振り込みが遅れて心配したということもあるようです。
報酬未払いはそうそうある話ではありませんが、納品した成果物がクライアントが希望したものと一致しておらず報酬を支払う・支払わないと揉めたことがあるという方もいました。
特に、在宅ワークを始めたばかりの方にとって心配事は少しでも減らしておきたいはず。報酬未払いのリスクがないクラウドワークスは使いやすいと言われるのです。
ちなみに、クラウドワークスの正式な手順を踏まず、仮払いがされる前に納品することは避けてくださいね。納品したままクライアントと連絡がとれなくなることもあります。
クラウドワークスでは稼げない?生計立てるのはどれくらい難しいの?
クラウドワークスで生計を立てられるかどうかはあなた次第です。
そもそも、クラウドワークスで働くのは個人事業主と一緒で、クラウドワークスで稼ぐ=個人事業主で稼ぐなので、その人のスキルや頑張りに依存します。
クラウドワークス 社が実施した2022年9月に実施した副業に関するアンケート調査 では、1ヶ月10万円以上稼いでいる人が13.4%、5万円以上となると約3割とそれなりに稼げていることがわかります。

これはあくまで副業なので、本業にするともっと稼げると推察できるので、ある程度の稼ぎはできそうです。
ただ、いきなり本業にするのはリスクがあるので、まずは副業で試してみて、大丈夫そうであればクラウドワークス一本にするのをおすすめします。
クラウドワークスで騙された?悪質な案件の特徴
ワーカー側がお金を支払う
働く側がお金を払うケースは詐欺の可能性もあるので、やらないほうが無難です。
商品レビューのために商品を購入させられたり、システム利用料としてお金を取られるケースです。
このお金を支払った後に対価を貰えない場合もあり、お金だけ取られてしまいます。
これはクラウドワークス だけでなく、SNSや知り合いを通じて同様な被害が発生しているので、お金を支払う系の案件は注意しましょう。
超高額案件
仕事内容見合わないような高額案件は危険なので、手を出さないほうがいいでしょう。
高額案件で犯罪などの汚れ役をやらされる可能性あります。
いわゆる闇バイトです。
最近、ワイドショーを賑わせているのが、闇バイトで100万円の報酬で強盗をしてくるように命じられます。
高い金額でないと働き手がつかないから高額で応募しているケースも多いので、相場より遥かに高額な場合は気をつけましょう。
クラウドワークスで月30万円稼げる?使ったほうがいい人の特徴

未経験者・フリーランスになりたて
前述した通り、未経験者でも受注できる案件が多い、報酬未払いのリスクを減らせる、というメリットを考えると、これから在宅ワークを始める方にとって利便性が高いと言えます。
まず、どこから手をつけていいのか分からない、実際にどのような案件があるのか知りたい、ということなら無料で登録したり案件を探せたりするクラウドワークスを利用してみるとよいでしょう。
理由があって在宅ワークしかできない
また、理由があって在宅ワークしかできない方にもおすすめです。
小さい子どもがいるので長時間家を離れることができない場合、家族を介護するため外に働きにいくことは避けたい場合などが考えられます。
また、1〜2時間のすきま時間を利用して、少しずつ仕事を進めていけるような案件もあるので、在宅ワークに興味がある方はチャレンジしてみてもよいでしょう。
安全性を確保しつつ仕事をしたい
未経験者やフリーランスになりたての方にとって使いやすいという点と似ていますが、一度直接契約をして痛い目にあって安全性を確保したくなった方にもクラウドワークスは重宝されているようです。
実際、5年目のWebライターでもクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングを使っている方を知っています。
クライアントからしっかり報酬をもらっているので、システム利用料を引かれても満足しているようでした。
クライアントと自分とのあいだにプラットフォームがあることによって安全性が確保されるという安心感があります。
まとめ
この記事では、クラウドワークスはやめたほうがいい理由と良い評判、クラウドワークスをおすすめしたい人について解説しました。
私は、フリーランスになって1~2年はクラウドワークスを活用し、その後直接契約にシフトしていったのですが、どういった在宅ワークをするか、どういった働き方をするか、などによっても使い勝手は変わってくるはず。
クラウドワークスの登録自体は無料でできるので、興味があるなら案件の検索くらいまではしてみてもよいのかな、と思います。