公共料金を滞納する人のその後とは？差し押さえ・信用情報ブラックリスト・裁判を回避する対処法

「公共料金を滞納するとどうなる？ブラックリストに認定されるの？」

「公共料金の滞納で差し押さえや裁判にならないか不安…」

公共料金の滞納について、上記のような悩み・疑問を抱えていませんか？ライフラインが止まると不便ですし、信用情報に傷がつくのも嫌ですよね。

本記事では、公共料金を滞納する人の末路をはじめ、差し押さえや裁判沙汰の回避方法を紹介しています。

電気代は何ヶ月で止まるのか、引っ越しで踏み倒せるのかなどの質問についても回答しているので、誰にも相談できずに悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

公共料金を滞納する人の末路！信用情報ブラックリストになる？

公共料金の未払いでブラックリストに載ることはありません。

しかし、支払方法をクレジットカードか口座振替にしている人は、利用したカード会社や銀行の信用情報機関に事故情報が登録される可能性はあります。

ややこしいですが、公共料金が理由でブラックリストに載るのではなく、単純に利用しているカードや銀行で未払いが発生したことで登録されます。

公共料金の未払いが原因で考えられるリスクは「延滞金」「電気・ガス・水道などの停止」「差し押さえ」です。

①延滞金が発生して債務が増える

公共料金の支払い期限を過ぎてしまった場合、延滞金が発生します。延滞金の利率は共通していませんが、目安は以下の通りです。

• 電気：年利約10％
• ガス：年利約10％
• 水道：自治体によって変動

一般的に延滞金は「公共料金×遅延利率÷365日×滞納日数」で割り出しますが、水道料金は計算方法や遅延損害金の有無によって金額が変わるので、共通した遅延利率はありません。

参照元：アイフルひろば

②電気・ガス・水道が止められる

公共料金を滞納すると、すぐに電気・ガス・水道が止められるわけではありません。

検針日で料金が確定してから支払期限が設けられ、期日が過ぎると催促状などのお知らせが届きます。

催促状に書かれている期限を過ぎて支払えなかった場合に供給を止められるのが一連の流れです。

平均して供給が停止されるまでの期間は、電気・ガスは約50日、水道は約3ヶ月です。水道代の場合、料金が10万を越えると期限にかかわらず止められるケースもあります。

止められた場合は、支払いを済ませた後に再開の連絡などの手続きを進める必要がありますので、支払った後は会社に問い合わせましょう。

参照元：アイフルひろば

③訴訟または差し押さえのリスクが生じる

公共料金の滞納で現実的に訴訟される可能性は低いといわれています。公共料金の延滞金を回収するために裁判を起こしてお金を回収しても、赤字になる場合が多いというのが理由です。

そのため、訴訟が起きる前に供給停止される場合がほとんどです。しかし、法人契約などで高額になると裁判が起きる可能性はゼロではありません。

水道料金は自治体が管理しており、裁判を起こさずに預金や給与などの差し押さえをする権限があるので、期限があっても水道を止められる可能性があります。

なるべく早めに延滞金を支払うように努めましょう。

公共料金を滞納している人必見！差し押さえや裁判沙汰を回避する対処法

裁判を起こされる可能性は低いと述べましたが、可能性はゼロではありません。公共料金はできるだけ滞納せずに支払うことをおすすめします。

しかし、支払いたくてもお金がなくてどうしようもない状況もあるでしょう。そんなときに何とかお金を捻出する方法を紹介します。

①家族や友人に相談する

一番シンプルな手段は、家族や友人からお金を借りて公共料金を支払う方法です。

消費者金融から借りると審査や利息がありますが、家族や親しい友人なら審査の手間は省けます。

利息は多少あるかもしれませんが、そこは感謝と誠意を示すために受け入れましょう。キャッシングよりは良心的です。

ただし、お金を借りるということは信頼関係を損なう危険もあるので、誠意をもって「お金がないから相談したい」と打ち明けて、周囲から理解を得ましょう。

トラブルを防ぐために借用書を準備して金額や返済期限、利息などを形に残しておき、しっかり約束を守ってお金を返しましょう。

②即日バイトでお金を稼ぐ

即日バイトをして早めに公共料金を支払ってしまえば、一番丸く収まります。休日や仕事終わりなどを使い、何とか時間を作ってバイトに励みましょう。

即日バイトを探すなら手軽に利用できるバイトアプリがおすすめです。

③不用品を売ってお金を工面する

家にある不用品を売ることでお金を作るのも有効な手段です。整理整頓もかねて眠っている家電や雑貨などを探してみましょう。

買取サービスを利用するなら、幅広いジャンルを扱っているお店がおすすめです。

④厚生労働省の公的支援制度を利用する

本当に困窮しているときは、公的支援制度を利用する方法もあります。

厚生労働省の公共料金に関する支援制度に該当するものは、以下の2種類です。

• 生活困窮者自立支援制度
• 日本政策金融公庫（日本公庫）及び沖縄振興開発金融公庫（沖縄公庫）による新型コロナウイルス感染症特別貸付等

生活困窮者自立支援制度は、一人ひとりの状況に合わせてさまざまな支援メニューを提供してくれる制度です。公共料金の滞納に関する相談も受け付けており、各種給付制度などを支援してくれます。

新型コロナウイルスに感染した経緯で支払いが難しくなった人は、個人の状況に応じて猶予を設けるといった支援もあります。

⑤消費者金融の金利0円サービスを活用する

家族や友人からお金を借りるのが難しく、不用品を売っても問題が解決しない場合は、一定期間金利が0円になる消費者金融の利用を検討しましょう。

消費者金融カードローン名	特徴
プロミス	初回利用で翌日より30日間金利0円 ※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。 最短3分で借入可能※ パートやバイトでも利用できる
アイフル	初回契約から30日間金利0円 最短18分で借入可能 連帯保証人不要
SMBCモビット	最短30分で即日融資可能※ 返済でTポイントが貯まる 安定収入があればアルバイト・派遣社員も利用可能 コールセンターは安心の五つ星

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

どの金融機関も初回利用が条件なので、初めて利用する消費者金融から選びましょう。

初回利用で利息0円を活用できるため出費を抑えられるほか、最短即日のスピード融資により今すぐ公共料金の滞納問題を解決できます。

公共料金滞納に関するよくある質問

公共料金を滞納した人が一度は考える疑問・質問をまとめました。滞納した人が感じる疑問で多いのは「料金の踏み倒し」と「いつ頃止められるのか」といった質問でした。

①公共料金の滞納は引っ越しで踏み倒せる？

引っ越しなどで公共料金を踏み倒すことはできません。引っ越し先でも請求書は届きます。

公共料金を滞納すると、新しい不動産で契約するときに賃貸審査が通らない可能性があり、さらに新たな電気会社やガス会社と契約するのも困難です。

滞納が長期間にわたると債権回収会社に債権が移り、差し押さえなどのリスクが生じます。

②電気代を滞納すると何ヶ月で止まる？

電気代は検針日から計算して約50日で電気が止まりますので、約2ヶ月がタイムリミットです。

検針日から30日後に支払期限が発生し、期日を過ぎると電気は止まりませんが延滞金の請求が届きます。

支払期日の翌日から20日後に最終支払期限が発生し、最後の締切を過ぎると送電通知予告書という通知が来ます。

送電停止予告書の期限を過ぎると数日中に電気が止められてしまいますので、最終支払期限だけは過ぎないように早めに対処しましょう。

まとめ

公共料金の滞納でブラックリストに載ることはありませんが、クレジットカードや銀行の信用情報機関に登録されるかもしれないので、楽観的にはなれません。

延滞金が発生したら家族や友人に借りるか、不用品を売ったり即日バイトで働いたりしてすぐに支払いましょう。

場合によっては支援制度に相談するのも有効です。それでも間に合わない場合は初回利用で金利が0円になり、最短即日にお金を工面できる消費者金融の利用を検討しましょう。

ちなみに、公共料金の滞納は絶対に踏み倒せません。引っ越しで逃げようと考えずにきちんと支払うことをおすすめします。