「せっかく車を売るなら、せめて10万円でもいいから買い取ってほしい」
「車の状態に関わらず、どんな車でも10万円で買取りしてくれる業者はないかな?」
車の売却を検討する際、このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
しかし、どんな車でも10万円で買取りしてくれる業者はありません。と言うのも買取価格は車の状態によって決まるからです。
ただし、買取業者によっては状態が悪い車でも高い買取価格がつく場合があります。
本記事では、おすすめの買取業者や買取額がつきにくい車の特徴、状態が悪い車の買取を依頼する際に注意するポイントを解説しています。
状態の悪い車を売却したい方、少しでも高く買取してほしい方は、ぜひ最後まで確認してみてください。
どんな車でも10万円で買取りしてくれる業者はある?3万円は?
どんな車でも絶対に10万円で買い取りしてくれる業者というのは、残念ながら存在しません。買取価格は車種や車両の状態、年式、走行距離、市場価格などを考慮して決められるからです。
しかしながら、廃車になるような車でも自動車税の還付や部品等の資源価値があるため3万円程度の買取価格になる場合があります。
少しでも価値があるのなら、廃車引き取りや無料で譲るというのはもったいないですよね。
状態が悪い車を少しでも高く売りたい場合は、以下のようなサービスを検討してみるのがおすすめです。
- 動かなくなった車「廃車」の買取を行う「廃車本舗」
- 業界最大級の事故車買取り・無料出張査定「タウ」
- 中古車の事故車査定を一括見積り「カービュー」
動かなくなった車「廃車」の買取を行う「廃車本舗」
出典:廃車本舗
「廃車本舗」は、創業23年のノウハウを持つ老舗の買取業者です。事故車、不動車、古い車なども買い取りしています。
他店で値段がつかないと言われた場合でも相談できるので、他社の査定で満足のいく結果が得られていない方は、一度問い合わせてみると良いでしょう。
電話やWEBだけでなく公式LINEからも無料査定の依頼ができます。当日または翌営業日中には査定金額を教えてもらえるスピード感も魅力。
契約に必要な書類は郵送でやり取りできるため、店舗に行く時間がとれない場合でも迅速に手続き可能です。
レッカー代や廃車手続き代行料といった諸費用がかからないので、安心して依頼できる点も嬉しいですね。
サービスの利用に関しては専門のスタッフが丁寧にサポートしてくれるので、買取サービスの利用が初めてで不安な方にもおすすめです。
公式ホームページでは、実際の買取事例が利用者のコメントと共に掲載されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
業界最大級の事故車買取り・無料出張査定「タウ」
出典:タウ
「タウ」は世界124カ国の販売ネットワークを持つ、業界最大級の事故車買取サービスです。
独自の販路を持っているため、他社では価格がつかないような車でも高値で買取ってもらえる可能性があります。
申し込みは全国どこからでも受付けているため、住んでいる地域に関わらず利用できるのも嬉しいですね。
費用面については、レッカー代・廃車手続き代行費が無料なので、負担なく利用できます。
また、他社では車の買取価格の中に自動車税の還付金が含まれている場合がありますが、タウでは買取価格とは別に自動車税の還付金を受け取れる点も魅力です。
24時間年中無休で受付対応しており、LINEでは20秒のスピード査定も可能なので、早く買取してほしいという方はぜひ問い合わせてみると良いでしょう。
中古車の事故車査定を一括見積り「カービュー」
出典:カービュー
「カービュー」は、450万人超えの利用実績を持つ人気のサービスです。複数社の査定額を一括査定で比較できる点が特徴です。
ヤフー株式会社の子会社が運営(※)しているため、大手ならではの全国買取ネットワークがあり、提携加盟店は230社以上です。
※2022年に吸収合併され現在はヤフー株式会社が運営しています。
最大8社の見積り額を一度に比較できるので、高値で買取ってくれる業者を簡単に見つけることができます。
また、複数社の見積もり依頼を個別に行うのはかなり手間がかかるため、一括依頼することで負担が減らせる点も嬉しいですね。
「手軽に色々な業者を比較したい」「一番高い金額で買取してほしい」という方におすすめのサービスです。
見積もりの依頼方法は簡単で、WEBから3ステップ45秒で申し込みできます。労力をかけずに比較検討したい方はまずチェックしてみると良いでしょう。
どんな車でも10万円で買取りは難しい!買取額がつきにくい車の特徴
前述したように、車の査定額は状態にもよるため、どんな車でも10万円で買取りするというのは、難しいのが現状です。
上記で紹介した買取サービスを使えば高く買い取ってもらえることもありますが、どんな車でも必ず買取できるわけではありません。
ここでは、買取額がつきにくい車の特徴を紹介します。当てはまる項目がないか、チェックしてみてください。
- 古い車・過走行距離の車
- 事故車・不動車
- 改造車
古い車・過走行距離の車
車は、新しいほど故障しづらいため、基本的に古い車の場合は査定額が低くなります。
目安として、年式が10年以上になると査定額が下がることが多いでしょう。
また、新車購入から13年経った車は自動車税が増税されるため、年式が13年前後の車は査定額が大きく落ちる可能性があります。
年式以外にも、走行距離が10万kmを超えた場合は値段がつきにくくなるので、注意が必要です。
走行距離が多いほど劣化・消耗が大きいと判断されるので、長く使用している車の場合は一度確認してみましょう。
事故車・不動車
事故で大きく損傷した車や、破損がなくても修復歴のある車は買取価格が低くなる場合があります。
その理由は、修復歴のない車と比較した場合、再び故障する可能性が高いからです。
また、見た目には問題がなくても、エンジンの不調等で車が動かないと買取価格がつきにくくなります。動かない場合はリセールが難しいので、廃車買取業者へ依頼するのがおすすめです。
改造車
改造している車は、改造していない車に比べて需要が少ないため、査定額が下がる傾向があります。
一般的に、改造車は改造していない車に比べて、壊れやすいと判断されるからです。また、改造方法によっては車検に通らない場合があるので、買取る側にとってリスクが大きいということも査定額が下がる理由の一つです。
しかし、改造に使用されている部品が高価なものであったり、手軽に交換できるようなパーツを使っている場合は、あまり価格に影響がでないことも。
改造車の場合は、どんなパーツを使ってどんな改造をしているのか、買取業者へ適切な説明ができるといいですね。
どんな車でも10万円で買取り!状態が悪い車の買取を依頼する際に注意すること
冒頭でもお伝えした通り、「どんな車でも絶対に10万円で買取りできる!」というところはありません。そこで、少しでも高く買い取ってもらうためには、以下のポイントを押さえておくのがおすすめです。
- 複数の業者に買取査定を依頼しよう
- レッカー代や廃車手続き費用に注意する
- 車のローンが未完済の場合売却できない
- 必要書類は揃えておく
ひとつずつ確認していきましょう。
複数の業者に買取査定を依頼しよう
業者によって、重視する査定ポイントが異なります。そのため、一社に依頼して買取価格がつかないと言われた場合でも、別の業者では高く査定してもらえる可能性があります。
また、一社でしか査定していない場合、査定額が本当に適正価格なのか判断できません。しかし、複数社に査定依頼すると相場が分かるため、安い金額で買い叩かれる心配がなくなるでしょう。
その他にも、複数の業者へ査定依頼をしていることが分かると、競争の原理が働いて価格が上がりやすい点もメリットです。
買取店は、自社を選んでもらうためにできるだけ高い価格を提示してくれるようになるので、査定依頼の際は、予め相見積もりをとっていることを先方へ伝えておくと良いでしょう。
レッカー代や廃車手続き費用に注意
車の引取や廃車手続きには、手数料がかかる場合があります。
買取価格が高額だと思って契約しても、実際にはレッカー代や廃車手続き費用などの手数料がかさんで「思ったより安い金額しか手元に残らなかった…」なんてこともあり得ます。
このような事態を避けるためにも、契約前には買取に際して発生する手数料について、必ず確認するようにしましょう。
レッカー代や廃車手続きなどの費用が無料の業者もあるので、無駄な出費を避けたい方はぜひ確認してみてください。
車のローンが未完済の場合は売却できない
ローンが未完済の場合は、車の所有者は購入者ではなくローン会社です。そのため、ローンが残っているうちはローン会社の承諾がないと売却できません。
どうしても車を売却したいという場合は、ローン会社と話し合う必要があります。事情を説明し、売却が可能な条件について確認してみましょう。
どのように対応されるかは会社によるところですが、交渉が上手く行けば売却できるかもしれません。返済計画について納得のいく説明ができるといいですね。
必要書類は揃えておく
車買取の手続きには、売却する車の名義変更が必要です。名義変更に必要な書類を提出できない場合は買取してもらえなくなってしまうので、必要書類が揃っているか必ず確認しましょう。
買取に必要な書類は、車検証や自賠責保険証、印鑑証明書、納税証明書などです。委任状や譲渡証明書などの書類は買取店で用意がある場合も多いので、事前に問い合わせてみると良いでしょう。
もし書類が見つからない場合は、再発行の手続きが必要です。
車検証を紛失した場合はナンバープレート管轄の運輸支局で手続きができるので、確認してみましょう。
自賠責保険証明書の紛失については、加入している保険会社で再発行できます。印鑑証明書は市町村区の役所で申請が必要です。自動車納税書は都道府県の納税事務所で再入手できます。
買取サービスを利用する場合は、必要書類を揃えてスムーズに手続きできるようにしたいですね。
まとめ
車の状態によって買取価格は異なるため、どんな車でも10万円買取りしてくれる業者というのはありません。
しかし、状態が悪い車でも場合によって高い買取価格がつくこともあります。諦めずに複数社の査定を比較して、一番高い買取価格がつく業者を選びたいですね。
おすすめの買取業者は以下の3つです。
ぜひ気になった業者をチェックしてみてくださいね!